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YAGEO、uPIの20.23%の第三者割当増資に全面参加

2024/05/24

YAGEO Corporation(以下「YAGEO」、2327.TW)は本日、uPI Semiconductor Corp.(以下「uPI」、6719.TW)の2100万株の第三者割当増資について、本日開催された取締役会での相互決議を経て、全面参加することを発表しました。今回の第三者割当増資後、YAGEOはuPIの20.23%の株式を保有する筆頭株主になります。このuPIへの戦略的投資は、共同開発やチャネルコラボレーションを通じて、YAGEOがより高いボードコンテンツシェアを獲得するための更なる原動力になるでしょう。

 

「競争の激しいエレクトロニクスの世界では、最高性能の製品やサービスを顧客に提供するだけでなく、製品の幅を広げることが重要です。当社は、uPIの多くの重要な半導体製品、特にマルチフェイズ VCore(コア電圧)コントローラICと高集積パワーステージにおける強力な設計能力が、当社の既存のポートフォリオを完全に補完するものと確信します。VCoreコントローラICやパワーステージでは、CPU、GPU、メモリと密接に連携する必要がありますが、uPIへの戦略的投資により、世界をリードするIC設計会社との関係をさらに強化し、顧客の設計サイクルのより早い段階での対応が可能になります。さらに、パワーモジュールなどの差別化された製品でワンストップショップモデルを強化することで、顧客により付加価値の高い製品とサービスを提供できるようになります。この戦略的な動きは、AI、ハイパフォーマンスコンピューティング、産業、自動車などの最も期待されている全ての市場において、プレミアムチャネルと強力な顧客関係を持つYAGEO独自のポジションをグローバルエレクトロニクスサプライチェーンにおいて証明するものです」とYAGEOの創設者兼会長のピエール・チェンは語りました。

 

「第三者割当増資の理論的根拠は、高性能コンピューティング、自動車、産業、医療などのハイエンドアプリケーションや、北米、欧州、日本、韓国などのプレミアム市場において、YAGEOの強みであるブランドとチャネルを活用して、より多くの機会を広げて加速することです。YAGEOを戦略的パートナーとして迎え、uPIとYAGEOが共に、より付加価値の高い製品とソリューションを提供することで、より多くの機会を創出し、獲得することができるでしょう。

今回の第三者割当増資により、uPI はまた、競争上の優位性を維持・向上させ、最終的にはさらに世界的な規模に達するために、事業と運営を拡大する即効性のある機会を探すことができるようになります」とuPIのS.Y.シュー会長は述べました。

 

uPIは、PMIC(パワーマネージメントIC)とMOSFETなどのパワーディスクリートの両方を製品ポートフォリオに含む数少ないパワー半導体設計会社の1つです。uPIは、高密度パワーマネージメントソリューションと高性能パワーコンポーネントの設計と開発に注力しています。主な製品には、PMIC、パワーステージ、コンバーター、バッテリー保護IC、ディスクリート、GaNソリューションなどがあり、エンドアプリケーションは、コンピューティング、テレコミュニケーション、バッテリー保護・管理、産業、コンシューマーという5つの主要分野をカバーしています。同社のVCoreコントローラーとパワー半導体ソリューションは、市場をリードするポジションを確立しています。これにより、uPIはアジアおよび世界で、最も顕著なアナログ半導体プレイヤーの1社として台頭することが出来ます。

 

YAGEOは、様々な利害関係者や戦略的パートナー間でリソースを配分し、最適化する方法を引き続き模索していきます。受動部品における既存のリーダーシップと新しいセンサーポートフォリオを組み合わせたこのパワー半導体への戦略的な一歩は、YAGEOの長期成長戦略においても一つの重要なマイルストーンになります。

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